『一般用医薬品』について

今回は前回に引き続き、『一般用医薬品』についてのお話です。

『一般用医薬品』のという言葉をテレビCM等で耳にされたことがあるかと思いますが、『医療用医薬品』と同じ名前や似た名前のものがいくつかあります。しかし、名前が似ていても成分が若干異なるものが多くあります。簡単にいくつかご紹介します。

《 解熱鎮痛剤 》

『一般用医薬品』のバファリンにはアスピリンという成分を含むものと含まないものがありますが、『医療用医薬品』のバファリンの成分はアスピリンです。アスピリンには、血液をさらさらにする作用があるため、その目的で医療機関からバファリンを処方されている場合、不足したからといって、『一般用医薬品』のバファリンを購入し、服用されても効果のない場合があります。例えば、小児用バファリンの場合、お子様がアスピリンを服用する際には注意が必要であるため、『一般用医薬品』では、アスピリン以外の成分となっているからです。

又、セデスやサリドンは様々なタイプのものが店頭にあり、医療機関から処方されたお薬と必ずしも同じ成分ではありません。

《 ビタミン剤 》

 『医療用医薬品』には、総合ビタミン剤もありますが、ほとんどが単一のビタミンの製品です。一方、『一般用医薬品』のビタミン剤には、複数のビタミンが配合されています。

その他のお薬としては、痔のお薬があります。同じ名前でもステロイド剤が入っているものと入っていないものがあり、その成分によって作用の強さが変わりますので、注意する必要があります。

次に、『一般用医薬品』と『医療用医薬品』の相互作用についてお話します。『一般用医薬品』は、配合成分の量が『医療用医薬品』と比較して少ないものが多く、実際に相互作用が起こることはごくわずかであると言われています。しかし、降圧剤の効果が落ちたり、骨を強くするために服用されているカルシウム剤の摂り過ぎで、高カルシウム血症になったりと注意は必要ですので、薬を調剤薬局で貰われる時や薬局・薬店で購入される時には、確認をされることをお勧めします。

使用期限についてですが、箱等に書いてある期限は未開封を前提としています。また、性状や品質が3年以上安定なものについては使用期限を記載する義務がないため書いていないものもあります。保存状態が良くても変質する可能性がありますので、開封後は長期保存をなさらないようにしましょう。そして、買いだめせずに必要時に購入し、冷蔵庫や引き出しで保存なさってください。

ご不明な点がございましたら、薬剤師に相談されると良いでしょう。


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