点耳薬について
耳は、『音を聞く』のはもちろんのこと『身体のバランスをとる』『音の方向や遠近を区別する』などの働きを持っています。
耳の病気には、外耳道炎などの外耳の病気や耳鳴やめまいを起こす内耳の病気もありますが、最も多いのは急性、慢性、滲出性などに分けられる、一般に中耳炎と呼ばれる中耳の炎症です。これらの外耳炎や中耳炎の治療に用いられるのが点耳薬です。
点耳薬には次の様なものがあります。
1.抗生物質製剤
中耳炎・外耳炎など、耳の感染症の原因となる細菌を殺します。
2.副腎皮質ホルモン・抗生物質配合剤
耳及びその周りの腫れ、かゆみなどの症状を取ります。
3.耳垢水
耳垢を軟らかくして取り除きやすくします。
これらの点耳薬は、薬を必要なところに必要な量だけ短い時間で作用させることができ、必要以上の薬を投与する必要がないので副作用を防止できるという利点があります。
この点耳薬(点耳液)の一般的な使用方法は以下のとおりです。
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医師の指導に従って、分泌物を取り除いてください。
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点耳する前は手をきれいに洗ってください。
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手のひらで容器を握って2〜3分温めてください
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点耳する方の耳を上にして、横向きに寝てください。
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耳たぶを後ろに引っ張るようにして、点耳薬を6〜10滴(ステロイド含有剤に関しては、医師の指示に従ってください。)滴下してください。この時、容器の先端が直接耳に触れないようにします。(中耳炎の場合は、点耳後耳たぶを後ろ上方へ引っ張りながらゆするようにすると、耳の穴がまっすぐになり、患部まで十分に届きます。時にはつばを飲み込むようにすると良いでしょう。)
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点耳後はそのままの姿勢を保ってください。(点耳…2〜3分、耳浴…約10分)
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清潔なガーゼ、ティッシュペーパーなどを耳にあてて起き上がり、耳の外へ流れ出た点耳液を拭き取ってください。
*点耳薬を温めてから使用する理由
冷たいまま使用すると、めまいを起こすことがあります。これは、注入部位の急激な温度変化によって、その部位でのリンパ液の流れが変化するためと考えられています。
何かご質問がございましたら、院内薬剤科までお越しください。(2階外来ゾーンと産婦人科ゾーンの間の左側−「ギャラリー」の先)