タイトル    水虫と治療薬


 今回は水虫についてお話したいと思います。水虫は命に係わる病気ではないものの、やっかいで治りにくい病気です。

水虫の正体は、白癬菌というカビの一種で、冬場の低温で乾燥している状態のときは、皮膚の一番外側の角質層に寄生して、なりをひそめていますが、春先から夏場のように高温でジメジメしてくると、増殖して患部を悪化させます。
角質層は外部の刺激や雑菌から体を守るためにたいへん強固にできていますが、それだけにいったん白癬菌が住みつくと薬が浸透しにくく、なかなか死滅しません。

水虫は足だけでなく、手、爪、頭などにもでき、『しらくも』『たむし』など、名前を変えて呼ばれることがあります。
  水虫の治療薬はいくつかの種類に分かれています。

1、軟膏とクリーム

効果の面ではそれほど大きな違いはないのですが、クリームのほうが塗ったときの感じがサラッとしていて使いやすいようです。ただ、クリームはどんな状態の肌にも使えるわけではありません。ジュクジュクした感じのときや、逆に乾燥しすぎた状態には軟膏の方が向いています。

2、ローション

カサカサした水虫や、爪の水虫に用いられます。多くの製品は塗った後のべたつきを減らし、使用感を改善するためにアルコールを含んでいます。しかし、アルコールが傷口にしみることがあります。その場合は別のタイプに切り替えたほうがよいでしょう。

3、内服薬(医師による処方が必要)

水虫の治療は外用のものが中心となりますが、患部の角質化が進んで外用剤の浸透が悪い場合や爪の水虫には外用薬と共に使用されます。

白癬菌は、汚れを好み、温度15℃、湿度70%以上になると増殖するといわれています。したがって、患部の冷涼、乾燥、清潔にこころがけ、根気よく治療しましょう。

足にボツボツができたり、足がかゆいからといって、一概に水虫とは限りません。間違った治療はかえって症状を悪化させる原因になりますので、皮膚科の受診をお勧めします。

何かご質問がございましたら、院内薬剤科までお越しください。

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