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第25回 薬剤科 |
内服薬は口から飲み込まれた後、胃、小腸を経て吸収され、血中に入り、全身の細胞へと送りこまれて薬効をあらわします。
皆様が普段服用されているお薬は,薬効を示す有効成分をもとに、様々な添加物(薬効はないが、薬を形づくるのに必要なもの)を加えてつくられています。これを製剤といいますが、服用のしやすさや安定した効果が得られるように考慮して様々な工夫がなされています。
今回は、特徴的な製剤の例をいくつかご紹介したいと思います。
*腸溶性製剤*
胃液(酸性)では溶けずに腸液(アルカリ性)で溶けるように表面に特殊なコーティングを施した製剤です。
内服したお薬の多くは胃の中で溶けますが、薬の成分によって胃粘膜に刺激を与えたり、胃液で分解され、薬効が落ちてしまうなどの弊害をなくすためにつくられています。
*持続性製剤*
長時間一定の薬効が得られるようにつくられた製剤です。
薬効成分が消化管内でゆっくりと溶け出すように特殊なコーティングがされているものや、錠剤やカプセルの中に早く効果があらわれる有効成分と、ゆっくりと効果があらわれる有効成分とを混合してできているもの等があります。
服用回数を減らせることから、飲み忘れを防ぐことが期待できる製剤です。
*経皮吸収型製剤*
湿布薬のように局所的に作用するのではなく、全身への作用を目的とした貼り薬です。
長時間一定量の有効成分が、皮膚から吸収されて血中へ移行するので、内服では速やかに分解されてしまう成分でも安定した効果が期待できます。また、内服が困難な方にも使用できる利点があります。
より良い効果を発揮させたり、副作用を軽減することができるように、この他にも様々な製剤が現在でも研究・開発されています。
これら製剤の工夫は用法・用量を正しく守って服用することで効果を発揮するものです。指示された用法・用量をしっかり守って服用して下さい。
また、錠剤をつぶしたりカプセルを外して服用すると、お薬によっては苦味が強く出たり、薬効が安定せず、思いがけない副作用を誘発することもありますので避けて下さい。
何かご質問がございましたら、院内薬剤科までお越しください。
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