花粉症
スギ花粉が多く飛散する春先に、かゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどに悩まされる人は多いのではないのでしょうか。
花粉症は花粉によって起きるアレルギー疾患の一つです。原因となる花粉は有名なスギの花粉だけではなくヒノキ、ブタクサ、ヨモギなど多種類あります。どの花粉にアレルギー反応を示すかは人それぞれです。
次に、アレルギー症状はどうして起きるかということをお話しましょう。ヒトは「免疫」という、ウイルスや細菌などの異物を排除するとても大切な機能をもっています。しかし過剰に働くことで体にとって辛い症状が現れることがあります。
花粉症の方の体内に花粉が取り込まれると、異物を排除する機能が過剰に働き、ヒスタミンなどの化学物質が体内に放出され、くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状をひき起こします。
花粉症の治療薬は、今のところ辛いアレルギー症状を出来るだけ軽く抑え、日常生活に支障をきたさないようにすることを目的としています。
では、代表的な治療薬をご紹介いたします。
(1)抗アレルギー薬 アレルギー症状を引き起こす化学物質が、作られたり放出されるのを防ぎ、症状全体を抑えます。(抗ヒスタミン作用をあわせ持つものもあります。)
効果が出るまで2週間程かかりますので、重症の患者様は、花粉の飛び交う約2週間前から予防的に服用し始めるのが効果的といわれています。
(2)抗ヒスタミン薬 ヒスタミンの作用を抑制し、くしゃみ、鼻水、かゆみを抑えます。
抗アレルギー薬よりも即効性があります。
抗ヒスタミン薬の中には眠気を起こしやすいものもあり、集中力を必要とする作業をするときなどには注意が必要です。
| (3)副腎皮質ホルモン剤(ステロイド) |
いろいろな疾患に使用されるお薬です。
花粉症では、他の薬でどうしても治まらない、ひどい症状の時に短期間使用します。アレルギーにより引き起こされた炎症を強力に抑えます。
それぞれの薬に内服薬、点鼻薬、点眼薬などがあります。医師とよくご相談になって、ご自分に一番合った薬を選択してもらうのがよいでしょう。