第26回 薬剤科 
インフルエンザについて


インフルエンザウイルスの種類

インフルエンザウイルスは大別してA型・B型・C型の3つに分類され、症状や流行のしかたも異なります。近年流行を繰り返しているのは、インフルエンザウイルスAソ連型・A香港型(大規模な流行が多く、新型ウイルスに変化しやすい)とインフルエンザウイルスB型(A型に比べ、流行は小規模)です。

症状
インフルエンザは、感冒 (いわゆる"かぜ")と同様に、鼻水・咽頭痛・せきなどの症状が現れますが、突然の高熱・全身けん怠・頭痛・腰痛・関節痛などの全身症状が強いのが特徴です。特に高齢者、小児、妊婦、呼吸器疾患患者などは注意が必要です。
予防法
  1. 栄養と休養を十分に取り、ウイルスに対する免疫力を高めましょう。
  2. 人ごみを避け、病原体であるウイルスを寄せ付けないようにしましょう。
  3. 加湿器などで適度な温度、湿度を保ち、ウイルス(低温、低湿を好む)の生育しにくい環境を作りましょう。
  4. 外出後は手洗いとうがいをし、接触による感染やのどの乾燥を防ぎましょう。
  5. マスクを着用して、咳やくしゃみの飛沫による感染を防ぎましょう。
  6. ワクチンの接種
    接種の時期は流行期が12月下旬〜3月上旬ですので、12月中旬までに済まされることをお勧めします。ワクチンを接種することでインフルエンザへの感染、または 重症化の予防となります。ただし、ワクチン用のウイルスは鶏卵で培養するため、卵などにアレルギー、免疫不全のある人、熱を出している場合などには接種できないことがあるので、医師に相談しましょう。
もしかかったら
発症から48時間以内であれば、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬が処方されるようになりました。早ければ早いほど効果的です。
○ 重症急性呼吸器症候群(SARS)との区別
SARSの初期症状は、インフルエンザの症状と似ていることから、両者の区別が難しく、医療機関などで混乱が生じる可能性があります。また、場合によっては、インフルエンザであってもSARSと誤診されたり、SARSをインフルエンザと思い込んで発見が遅れ、SARSの感染が拡大する恐れもあります。この事態を避けるために現在とれる対策は、インフルエンザの流行を最小限に抑えることです。よって、前項のインフルエンザ予防に努めていただきますようお願いいたします。

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