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| (財) 日本医療機能評価機構認定 | |||
| ささだより |
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2005年11月 第65号 |
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| 医療機関の役割分担と連携について |
ふだん、病気やけがをしたとき皆さんはどうするでしょうか。
食べすぎた、飲みすぎたというときは、薬局で買った胃腸薬を飲むこともあるでしょう。くしゃみがでて寒気がし風邪をひいたらしいというとき、近所の診療所(医院)にかかることもあるでしょう。こじらせてなかなか治らず、病院を紹介され精密検査をした方もあるかもしれません。いつも血圧が高めで定期的に診療所あるいは病院に治療に通っている方もあるでしょう。虫垂炎(盲腸)で病院に入院し、手術をうけた方もあるかもしれません。出先で急に具合いが悪くなり救急車で近くの病院に運ばれ検査や手当てを受けた方もいるかもしれません。最近は、在宅での看護を行なう訪問看護ステーションを利用される方も多くなってきました。
このように、皆さんの周りには病院、診療所、訪問看護ステーション、薬局といった医療を提供する医療機関がさまざまあります。
いま日本は少子高齢化が急速に進み、世界一の長寿国(平均寿命は男性78.3歳、女性85.3歳(平成15年))となりました。今はお年寄りといってはおこられるかたも含まれますが65歳以上の高齢者の方の割合は、20年前には10人に1人でしたが、いまでは5人に1人となり、10年後には4人に1人となるといわれています。
私たちの生活は衛生状態がよくなってかつての結核のような感染症は減少する一方です。代って高齢化に伴ないがんや心臓病、脳卒中、糖尿病、高血圧、高脂血症といった生活習慣病などの慢性の病気が増え、ストレスの多い社会で精神的な病気も増えています。これらの病気は一生のつきあいといわれるように病気にかかっている期間も長くなっています。
医療技術の進歩はめざましく高度化しています。MRIやPETのような大型の診断機器、治療機器や高度な新薬などがつぎつぎと開発され、次第に普及されています。
これらの世の中の変化を背景に国全体の医療費は増加傾向が続き、財政が行き詰るなかでいま国の医療制度改革が進められています。
この改革の中で、医療を提供するそれぞれの医療機関の役割はどうあるべきかということが議論されています。その基本にある考え方は、限りある医療資源をよりよく活用していくために、それぞれの地域でそれぞれの医療機関が自らの機能に見合った役割を果たし、お互いの強いところ弱いところを連携して補い合い、地域全体で医療の安全を確保し医療の質の向上をはかりながら効率的な医療を提供していくということです。
私たち医療を提供する医療機関として、まず患者様本位の基本にたち、医療の安全を確保したうえで、医療の質の向上しながら医療費の無駄をなくすため効率的な医療を進めていかなければなりません。
これからは、病院と診療所との間では『診療所(医院)』はかかりつけ医として一般的な病気の診療を担当し、必要に応じて病院を紹介し共同診療することがその役割であり、『病院』は紹介にもとづく専門的な診療、特殊な検査、手術、救急医療および入院医療に特化していくことが役割として期待されています。
当院は、引き続き病院のなかでも『この地域で急性期医療を提供する地域中核病院』を目指してまいります。またこれが当院の『院是』にあります『地域のニーズにマッチした』医療と考えております。このため、東京都指定二次救急医療機関として休日・全夜間診療事業に小児科を含めた診療体制で参画し、産婦人科を加え365日4人の日・当直体制を敷き、臨床検査技師、放射線技師も365日 日・当直で対応しております。また、地域医療連携に力を入れ、近隣の診療所やほかの病院からの紹介を受けたMRIなど高度の医療機器の共同利用や専門的な治療、特殊な検査、手術などの入院を必要とする医療ならびに診療所の医師と当院訪問看護ステーションとの協同による在宅医療などに特化し、地域の医療に貢献できるよう努力してまいります。