(財) 日本医療機能評価機構認定

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「ささだより」2005年3月号目次
●花粉症について
●さっさトピックス 転倒防止
●薬の話 前立腺肥大症
●街のお医者さん
●スタッフプロフィール 五十川医師
●お知らせ

2005年3月  第61号
発行所

特別医療法人社団 時正会
佐々総合病院
東京都西東京市田無町4−24−15
発行責任者  佐 々 英 逹
TEL: 0424-61-1535




前立腺肥大
(ゼンリツセンヒダイ)

 前立腺とは、男性にしかない器官で、精液の一部である前立腺液(前立腺液は射精の際、精子や精液とともに放出され、精子の運動を高めて妊娠しやすくする作用を持つ)を分泌しています。ボウコウ膀胱のすぐ下(出口付近)に位置し、成人では約20グラム程度、クルミくらいの大きさで尿道をぐるりと取り囲んでいます。

  前立腺肥大症とは、年齢と共に前立腺の内側が腫れ、排尿に支障をきたす病気です。症状としては、夜間頻尿、失禁、尿の切れが悪い、尿に勢いがない、尿が出にくい、残尿感などです。放っておくと尿意はあるのに尿が出ない状態になり、貯まった尿で膀胱炎を起こし、さらにはジン腎フゼン不全やニョウドクショウ尿毒症に至る場合もあるので注意が必要です。

<治療>

薬物による内科的治療と手術による外科的治療に分かれます。

(内科的治療)

1. 抗男性ホルモン剤

内服薬: プロスタール(成分:酢酸クロルマジノン)、パーセリン(成分:アリルエストレノール)など。
注射薬: デポスタット(成分:カプロン酸ゲストノロン)など。

 これらの薬剤の投与により、前立腺を縮小させ、センシュ腺腫による直接的な排尿障害を改善させます。 副作用としては性欲の減退、勃起力の低下があります。

2. アルファ1−遮断薬

内服薬:ハルナール(成分:塩酸タムスロシン)、フリバス(成分:ナフトピジル)、エブランチル(成分:ウラピジル)、ハイトラシン(成分:塩酸テラゾシン)など。

これらの薬剤の投与により、膀胱や尿道の筋肉をシカン弛緩させ、排尿を促進させます。副作用としては血圧が下がって立ちくらみが生じることがあります。

3. 生薬・漢方薬

内服薬:花粉エキスのセルニルトン、植物エキスのエビプロスタット、アミノ酸製剤のパラプロストなど。

これらの薬剤の投与により前立腺のむくみや炎症を取り、排尿困難、残尿感など複雑な自覚症状を改善させます。

(外科的治療)
薬物治療の無効な人や重度の前立腺肥大症には、メスやレーザーにより前立腺を切除する方法と尿道のキョウサクブ狭窄部に器具を挿入し尿道を確保する保存療法があります。また、前立腺を暖めて肥大した組織を縮小させる温熱療法もあります。

<前立腺肥大症にならないために>

前立腺および膀胱、尿道への刺激を繰り返していると、症状が出やすいため、以下の事を心がけましょう。

また、自治体によっては前立腺肥大症の検診を行っている所もあるので、サービスをうまく利用し、早期発見に役立てましょう。


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