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| (財) 日本医療機能評価機構認定 | |||
| ささだより |
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2005年 7月 第63号 |
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第33回 薬剤科
不眠症
「24時間眠らない社会」を生きている現代人の睡眠は、質、量ともに悪化しているといわれます。不眠を気にするあまり、かえって熟睡できない人も多いようで、体調不良や病気の誘因にもなっています。
(症状)
1.入眠障害
布団に入ってからなかなか寝つけないタイプです。しかし一旦寝ついてしまえば、あとは眠ることができて、目覚めも良好です。不眠の中ではもっとも多い症状です。
2.中途覚醒
睡眠の途中で何度も目が覚め、再び寝つくのが難しいタイプです。夢が多く、眠った気がしない症状です。
3.熟眠障害
睡眠時間のわりには、ぐっすり眠った感じがしないタイプです。
4.早朝覚醒
寝つきは良いが、夜が明けないうちに目が覚めてしまい、眠りたいのにそのあと眠れないでタイプです。高齢者に多いのが特徴です。
(原因)
生体リズムの乱れ、精神的ストレスや就寝前のカフェイン摂取などが挙げられます。また、躁うつ病などの精神的疾患も原因となります。
(治療)
不眠の治療には、生活習慣や環境の改善のアドバイス、そして原因となる病気の治療などを行いながら、症状に応じて薬を処方します。主流となっているのは、安全性の高い「ベンゾジアゼピン系」睡眠薬です。
1.超短時間作用型(3時間程度の効果)
ハルシオン、アモバンなど(この薬剤は、入眠障害や一過性の不眠に用いられます。ただし、服用後は30分以内に床に着くことが必要です。)
2.短時間作用型(6時間程度)
レンドルミン、デパスなど(この薬剤は、中途覚醒や、早朝覚醒に用いられます。)
3.中時間作用型(12時間程度)
ベンザリン、サイレースなど(この薬剤は、短時間作用型の適応に加えて、日中に不安がある睡眠障害の改善に用いられます。)
4.長時間作用型(24時間以上)
ドラール、ベノジールなど(この薬剤は、中時間作用型の適応と同じですが、作用時間が長く、症状に応じて用います。)
*)睡眠薬とお酒の併用は避けましょう。副作用の中で一番多いのは、覚醒時のふらつきや眠気が残ることであり、これは服用時間のタイミングが悪いことや、長時間作用する薬剤のせいで起こります。また、これらの薬剤は、治療の目的に限定されているため、他人に渡したり、服用させるのは犯罪になりますので注意しましょう。
(日常生活で心がけること)
適度な運動、音響やアロマテラピーなどでリラクゼーションをはかり、食生活では、就寝前の食べすぎや空腹を避け、バランスのとれた食事に心がけましょう。また、自分に合った枕を選び、22時〜0時の間に寝ることで、乱れた生体リズムを修正しましょう。