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| (財) 日本医療機能評価機構認定 | |||
| ささだより |
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2005年 9月 第64号 |
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診察室 虚血性心疾患
今回の担当医循環器科医長 中山 浩二
診療日: 月・火・金曜日の午前中
はじめに循環器科では主に虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、弁膜症、心筋症、心不全、不整脈の診断と治療を行っていますが、今回は虚血性心疾患についてお話します。
狭心症とは
高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満などが原因で、心臓を栄養している血管(冠状動脈)の内側の細胞に異常が起こり、膨れた病変を形成します。これが動脈硬化です。ある程度、血管内の膨れた病変が形成されると、血液の流れが悪くなり、十分な血液を供給できなくなります。この状態を虚血といいます。急な運動やストレスで虚血がおこります。症状は前胸部の圧迫感、しめつけ感、痛み、やける感じなどで、時に冷汗を伴います。左腕や背中、喉に放散することもあります。持続時間は数分程度で安静、ニトログリセリンの舌下で虚血が改善され1〜2分で痛みが消失します。
急性冠症候群とは
急性冠症候群は不安定狭心症、急性心筋梗塞、心臓突然死まで連続した病態のことです。動脈硬化で膨れた部分が進行すると、破裂しやすくなり、破裂すると血小板が付着し血栓が形成され血管がさらに狭くなります。そうなると血液の流れが、とても悪くなり心筋に必要な酸素や栄養がいきわたりにくくなります。この状態が不安定狭心症です。症状は安静時や軽度の労作でも胸痛発作が起こり、発作持続時間が延長します。さらに冠状動脈の血管内が完全に血栓で閉塞した場合、血液が流れなくなり心筋が壊死してしまいます。壊死した筋肉は動かなくなり、ポンプとしての力が低下します。これが急性心筋梗塞です。 症状は、15分以上数時間持続する激しい胸の痛み、呼吸困難、冷汗、嘔気、嘔吐などです。ニトログリセリンも効果がありません。急性冠症候群は緊急の治療が必要となります。
診断と治療診断は症状、心電図、血液検査、心臓カテーテル検査で行います。治療は薬では冠血管拡張剤、抗血小板剤、脂質降下剤などがありますが、心臓カテーテル治療(冠動脈形成術、ステント留置術)、バイパス手術が必要になります。当院では心臓カテーテル治療を積極的に行っています。手首の動脈から細いカテーテルを冠状動脈まですすめ、動脈硬化で狭窄した血管をバルーンで拡張し、必要があればステントという金属で固定します。通常は短期入院で社会復帰が可能です。
生活習慣病、タバコ、ストレスが原因です。規則正しい食生活、肥満の予防、禁煙、ストレス解消が必要です。以上、簡単に虚血性心疾患についてご説明しました。
予 防