(財) 日本医療機能評価機構認定

ささだより

「ささだより」 2006年 9月号目次
 ●病床数を変更しました
 ●新しい外来診療の流れについて
 ●街のお医者さん
 ●公開健康講座開催のお知らせ
 ●くすりの話
 ●スタッフプロフィール

2006年 9月  第70号
発行所       
特別医療法人社団時正会
   佐々総合病院
東京都西東京市田無町4−24−15
   発行責任者  佐 々 英 逹
 TEL:042−461-1535

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第39回 薬剤科

食中毒について

夏になると心配なのが食中毒です。毎年必ず話題になっていますが、今回は食中毒と下痢止めの薬についてお話します。


食中毒について

 食中毒の原因として、細菌性のものと細菌が出す毒素によるものとがあります。
細菌性のものの例として、鶏卵・肉類から感染が多いサルモネラ、生食魚介類から感染の多い腸炎ビブリオ、病原性大腸菌などがあります。菌自体は熱に弱いので、加熱により死滅します。
 細菌が出す毒素によるものの例として、調理者の傷口などから感染する黄色ブドウ球菌、肉類の缶詰・瓶詰・真空パックから感染することの多いボツリヌスなどがあります。菌自体は熱に弱いのですが、毒素は熱に強いので、通常の加熱調理では予防できません。



下痢止めの薬について

○塩酸ロペラミド(ロペミンなど)

腸の運動をおさえ、腸からの水分・電解質の分泌をおさえ、水分吸収を促進して下痢を止めます。

○タンニン酸アルブミン(タンナルビン)

腸の粘膜を保護したり炎症を鎮めたりします。

○天然ケイ酸アルミニウム(アドソルビン)

腸内の有害物質や過剰な水分を吸着し、腸粘膜を保護する作用があります。

○塩化ベルベリン

腸内の異常発酵や腐敗を防ぐ作用のほか、腸の運動をおさえる作用があります。

○整腸剤(乳酸菌製剤など)

腸内の善玉菌を補い、悪玉菌とのバランスを整えます。



食中毒の疑いがあるとき
 
下痢の症状があるとき、下痢止めの薬を服用しがちですが、食中毒の下痢の場合などは有害物質を体の外に排出しようとする防御反応ですので、下痢止めの薬は適当ではありません。医師の指示に従い服用しましょう。
 

下痢を起こしたときに気をつけること

・水分を十分に補給すること
下痢は大量の水分と電解質を急激に失います。湯ざましやスポーツ飲料など十分な水分補給が大切です。腸を刺激する冷たい飲み物は避けましょう。

・安静にする

・消化の良い食事をとる


食中毒の疑いがある場合、病院やかかりつけの医師に診てもらうことをお勧めします。

何かご質問などございましたら、院内薬剤科までおこしください。



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