診療科別専門医療

大腸CT

当院では2015年10月より大腸CT検査を実施しております。
この検査は空気(炭酸ガス)を腸内に入れてCTを用いて撮影を行い、データを専用の解析ソフトを用いて画像化し全体像を3次元で、あたかも内視鏡で見ているかのように表示させ、がんなどの病変を発見する検査です。
特徴につきましては以下の表をご確認ください。
検査予約は外科外来診察後となり、事前処置が必要となりますので外科窓口へお問い合わせください。

大腸CTと大腸内視鏡検査の比較

長所

大腸CT検査(CTコロノグラフィー)

  • 検査が短時間で終了し、苦痛がほとんどない。
  • 大腸狭窄があるなど内視鏡挿入が困難な場合も検査が行える。
  • 臨床上問題とされる6mm以上のポリープの診断能が確立されている。
  • 大腸穿孔や出血などが起こることがほとんどない。
  • 他の臓器の情報が得られる。

大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)

  • 直接観察できるので、平坦な腫瘍・6mm以下のポリープの発見も可能であるなど病変の検出能が高い。
  • ポリープをその場で切除できるなど、病変があった時に組織を採取できる。
  • 腸内の色の変化を見ることができる。

短所

大腸CT検査(CTコロノグラフィー)

  • 平坦な腫瘍や小さなポリープなどの病変が検出しにくい。
  • 病変の色や固さの情報は得られない。
  • 組織検査ができない。
  • 検査時の治療ができない。
  • 検査時に被曝を伴う。
  • 前処置がうまくできていない場合には正確な検査が困難。

大腸内視鏡検査(大腸ファイバー)

  • 検査時に苦痛を伴うことが多い。
  • ひだの裏側などカメラの死角がある。
  • 狭窄部位があれば検査できない。
  • 前処置がうまく出来ていない場合には正確な検査が困難。

大腸CT検査の画像診断

マルチスライスCTの画像データを活用することで、大腸3次元画像表示をおこないます。
仮想内視鏡表示や注腸検査のような3D表示、多断面から観察するMPR表示を用い大腸の粘膜全体を観察します。
大腸内視鏡検査とは違い、粘膜を口側から観察できることもメリットの1つです。

大腸CT