リハビリテーション科・改修デモページについて
科長挨拶
科長 三瓶 秀明
リハビリテーションとは病気やケガで障がいをもった方へ様々なアプローチを行い、身体機能の回復及び可能な限り元の生活や社会復帰ができるように支援する活動の総称です。当院では急性期リハビリテーション・終末期リハビリテーション・訪問リハビリテーションを通して患者様の多様なニーズに対応できるように取り組んでいます。
医師や看護師、医療ソーシャルワーカー、地域のケアマネージャーなどの各専門職と密な連携を取り、信頼されるリハビリテーション科を目指しています。
スタッフ構成
スタッフ計40名 | 理学療法士 | 作業療法士 | 言語聴覚士 |
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20名 | 13名 | 7名 |
支援の内容と対象疾患
当科では、入院と外来のリハビリを中心に実施しています。基本的には、入院中から退院後の外来まで同じスタッフが担当します。また、地域包括ケアシステムの一助となるよう予防リハビリ(地域公開講座・出張医療講座)や訪問リハビリテーションも実施しており、入院前から入院中、退院後まで一連の継続した支援を実施しております。

中枢神経疾患 | 脳梗塞、脳出血、脊髄疾患等が対象です。 身体障害、高次脳機能障害、摂食・嚥下障害、言語障害等に対して 患者様の希望を聞きつつ様々な介入していきます。 |
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整形外科疾患 | 上肢・下肢骨折、脊椎圧迫骨折、変形性関節症、靭帯損傷等が対象です。 主に関節可動域訓練、筋力訓練等を行い、生活の不便さを解消できるよう援助していきます。 |
呼吸器疾患 | 急性呼吸不全、慢性呼吸器疾患等が対象です。 呼吸リハおよび、生活上での動作方法等を確認、援助していきます。 |
廃用症候群 | 内科疾患、がん以外の外科疾患等により体力低下された方が対象です。 患者様に合わせて体力維持・向上を図っていきます。 |
循環器疾患 | 心不全、心筋梗塞等が対象です。 心臓リハビリテーションとして、負荷量を調整しつつ、 患者様に合った活動方法を援助していきます。 |
がん疾患 訪問リハビリ | 消化器系がんが対象です。 術前から術後に備えてリハビリを行い、術後は早期に離床・歩行訓練を行います。 当院で入院リハビリをしていた方で、自宅退院されたかたで必要に応じて実施しております。 自宅の状況に合わせた生活方法や屋外移動手段の獲得等を図っています。 |
小児外来リハビリ | 自閉症、学習障害、アスペルガー症候群等が対象です。 習熟状況に合わせて、適切な課題やご家族様の対応方法など援助を行います。 |
産後リハビリ | 産後の方が対象です。 妊娠中から産後にかけての身体の変化をとらえた育児動作の指導等と、 個別のお悩み相談等を行っております。 |
理学療法士とは

理学療法士は「立つ」「座る」「起き上がる」「歩く」などの基本的な動作の維持・回復を目指したリハビリを行います。事故や病気、怪我による身体への障害や、加齢に対する身体機能低下に対して日常生活の自立を目指し支援していきます。
作業療法士とは

作業療法としてのリハビリでは、トイレ・着替え・整容など日常生活動作の練習や、その先の趣味活動や生きがいになっている活動などその人の今後の生活が豊かになることを目指します。入院中からできることを一緒に模索しながらリハビリをしています。
言語聴覚士とは

言語聴覚士は、「言語」「摂食嚥下」障害などに対して評価・訓練・支援などのリハビリを行います。「言語リハ」は、脳卒中で言葉が浮かばない、言葉が理解できないなどの「失語症」、顔面麻痺で話しづらくなる「構音障害」の方へ、「摂食嚥下リハ」は、食べたり飲み込んだりすることが難しくなった方に向けて、話す、歌う、食べるなど、口を使ったリハビリをします。
リハビリ室の紹介

主に理学療法士が使用し、機能訓練を中心に行う
・プラットホーム 6台
・平行棒 2台
・ティルトテーブル 1台
・足関節矯正起立板 1台
・エルゴメーター 1台
・長下肢装具、短下肢装具
・InBody
・筋電図(TS-MYO)
・その他、 機能訓練に必要な設備を整えております


主に作業療法士が使用し、ADL訓練や認知機能訓練を中心に行う
・プラットホーム3 台
・テーブル 2台
・平行棒1 台
・手芸用品
・タブレット端末
・スプリント作成物品
・小児物品
・PSB等
ADL訓練や認知機能訓練に必要な設備を整えております


主に作業療法士が使用し、ADL訓練や認知機能訓練を中心に行う
・プラットホーム3 台
・テーブル 2台
・平行棒1 台
・手芸用品
・タブレット端末
・スプリント作成物品
・小児物品
・PSB等
ADL訓練や認知機能訓練に必要な設備を整えております
多職種連携
リハビリカンファレンスを通じて
患者様に高い満足度をもって早期退院して頂くためには良質なリハビリテーション提供と他職種の連携が重要となります。当科では医師、看護師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー等が参加し診療科ごとのリハビリカンファレンスを定期的に開催しており退院後の介護方法、サービス調整などを検討しております。また、朝9時以降の回診にも参加しております。
開催しているリハビリカンファレンス(2024年現在)
・整形外科 ・股関節センター
・脳神経外科 ・循環器科
・外科 ・小児科
・総合診療科・内科 ・泌尿器科
・在宅診療科(訪問リハビリ)

