令和1年度 佐々総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
集計対象
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢階級別退院患者数は、令和元年度に退院した患者さんの年齢を10歳刻みごとに集計した患者数です。

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 40人 93人 210人 303人 333人 371人 440人 829人 1174人 472人
入院患者さんの総数は、前年度と比較すると全体的に増加しておりますが、特に10歳代・40~50歳代・70~90歳代で増加しており、とくに80歳代は100名以上増加しております。また産婦人科・整形外科などの入院患者さんも多いため、他の急性期病院と比べて20~30歳代の方の入院も多いことが特徴です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

診断群分類別患者数等は、各診療科が多く取り扱っている疾患について上位5位までの患者数、平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。平均在院日数は自院と全国を比較することで効率的に診療を行っているかを評価することができます。転院率は各疾患ごとの全退院数における他病院への転院患者数割合を示しています。

内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 85人 22.18日 20.84日 5.88% 87.96歳
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 63人 17.08日 12.58日 7.94% 80.22歳
030400xx99xxxx 前庭機能障害 43人 5.74日 5.01日 0.00% 75.00歳
060390xxxxx0xx 細菌性腸炎 36人 7.11日 7.38日 0.00% 49.31歳
0400801299x000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) 34人 7.24日 8.53日 2.94% 34.65歳
最も多い症例は、「誤嚥性肺炎」で、食べ物や唾液・痰などが気管に入ってしまうことが原因で起こる疾患です。特に飲み込む力が低下した高齢の方が多く、重症化しやすいため、当院では20日を超える平均在院日数となっています。
第2位は、「尿路感染症」で、平均年齢は80歳以上と高齢の方が多く、合併症などのため平均在院日数も長くなっております。
第3位は、「前庭機能障害」(めまいなど)で、救急患者さんが多く、退院後は近隣の耳鼻咽喉科へ紹介することもあります。
第4位は、「細菌性腸炎」で、若い方も多い疾患です。
第5位は、「肺炎(65歳未満)」で、平均年齢は34.65歳です。若い方の肺炎は入院日数も比較的短いですが、高齢者の場合はリハビリを積極的に行います。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査 59人 2.22日 3.01日 0.00% 71.34歳
050130xx99000x 心不全 39人 17.28日 17.71日 5.13% 85.72歳
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 30人 3.33日 4.40日 0.00% 69.63歳
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィー 21人 2.00日 2.03日 0.00% 55.33歳
050130xx9910xx 心不全 心臓カテーテル検査 17人 17.18日 15.15日 5.88% 71.65歳
厚生労働省の死因別死亡確率のデータによれば、日本人の死因の第2 位は心疾患(高血圧症を除く)です。中でも狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患は、生活習慣病から進展することが多く、当科では冠動脈CTや心臓超音波検査等を行ない早期診断を心がけております。心臓の周りの血管が狭くなる冠動脈疾患に対しては、複雑な病変でなければカテーテルによる冠動脈治療を行います。
最も多い症例は、狭心症の冠動脈造影(心臓カテーテル検査)で約2~3日の入院期間、第3位の冠動脈インターベンション(PCI)は約3~4日の入院期間です。第2位は心不全で、平均年齢は80歳を超え、高齢者の患者さんが多い疾患です。第4位は睡眠時無呼吸で、1泊2日の検査入院です。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 103人 4.67日 4.85日 0.00% 69.65歳
060210xx99000x 腸閉塞 64人 11.03日 8.89日 1.56% 75.86歳
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 61人 8.23日 7.65日 0.00% 65.51歳
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 58人 8.09日 7.13日 0.00% 62.69歳
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 41人 6.24日 5.45日 0.00% 39.29歳
第1位は、鼠径ヘルニア手術の症例で、前年度より増加傾向となっております。第3位の腸閉塞も前年度と比較して増加しております。
当院は救急指定病院であることから、休日夜間を問わず救急の腹部疾患の割合が多く、外科では、患者さんへの負担が少ない消化管・膵胆道系に対する内視鏡治療から腹腔鏡手術まで、緊急時でも対応できる体制を整えております。
上記疾患に限らず、当院では多くの疾患に対してクリニカルパスを導入しており、標準的なチーム医療を安全に提供できるよう努めております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術等 96人 28.81日 25.94日 50.00% 84.13歳
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 67人 24.84日 21.53日 1.49% 63.34歳
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 36人 5.53日 5.54日 0.00% 57.78歳
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 25人 24.92日 20.74日 52.00% 83.28歳
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 17人 22.71日 19.40日 17.65% 79.88歳
整形外科では、脊椎・上下肢の外傷などの幅広い疾患を受け入れております。
最も多い症例は、大腿骨近位部骨折で、高齢者の転倒などでおこりやすい症例です。術後の経過により更にリハビリが必要な場合は、専門のリハビリテーション病院へ転院することも多いため、転院率が高くなっております。
第2位は、股関節骨頭壊死・変形性股関節症で、当院には股関節疾患を専門とする常勤医師がおり、全国各地から多数のご紹介をいただき、当科の特徴的な症例となっております。
第4位・第5位は、主に高齢者による胸椎・腰椎圧迫骨折で骨粗鬆症による症例と転倒などの外傷による症例を含みます。
また整形外科外来では、股関節外来・脊椎外来・スポーツ外来などの専門外来も予約制で行なっております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)エダラボン使用 74人 14.64日 16.13日 20.27% 69.73歳
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 54人 7.65日 7.34日 1.85% 60.70歳
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 53人 11.23日 9.67日 1.89% 74.66歳
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)エダラボン使用 定義副傷病-てんかん 22人 19.32日 18.24日 18.18% 77.18歳
010070xx01x0xx 脳血管障害 脳血管内手術等 20人 16.30日 14.17日 10.00% 66.50歳
脳神経外科では、特に脳梗塞の入院が最も多く、夜間・早朝に救急車で搬送される方も多い疾患です。発症から4.5時間以内であれば、rt-PAによる血栓溶解療法が有効であり、症状が回復し後遺症が軽くなる可能性も高くなりますので、当院でも緊急でrt-PA療法を行える体制を整えております。また片麻痺などの後遺障害が残り更にリハビリが必要な場合も多いため、転院率も高くなっております。
第2位・第3位は頭部外傷です。当院は救急指定病院であり、休日夜間も脳神経外科の専門医が常駐しておりますので、頭部外傷による救急搬送も多く受け入れております。
第5位は、内頚動脈狭窄症などの症例で、脳血管内手術等を行っております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 62人 10.94日 12.58日 1.61% 60.03歳
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法 39人 3.03日 2.49日 0.00% 69.90歳
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 15人 9.13日 8.98日 0.00% 68.53歳
110070xx02020x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 7.25日
110290xx99x00x 急性腎不全 13.55日
最も症例が多いのは、尿路感染症です。平均年齢60代と比較的若く、10日程度の入院期間となっております。
第2位は、前立腺癌に対する前立腺生検で、当院では2泊3日で行ないます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 帝王切開術等 49人 10.88日 9.66日 0.00% 32.88歳
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 42人 28.62日 19.06日 14.29% 31.81歳
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 28人 6.75日 6.21日 0.00% 46.46歳
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 22人 6.32日 6.09日 0.00% 42.86歳
120260xx01xxxx 分娩の異常 帝王切開術等 20人 10.40日 9.53日 0.00% 28.30歳
最も多い症例は、既往帝切後妊娠や骨盤位妊娠など、予定の帝王切開術を行う症例です。
第2位は、早産・切迫早産です。急を要する症例も多く、高次医療機関への転院も少なくありません。
第3位・第4位は、卵巣腫瘍・子宮筋腫です。当院では患者さんへの負担が少ない腹腔鏡手術・子宮鏡手術を積極的に行なっております。
第5位は、胎児胎盤機能不全や微弱陣痛など、緊急帝王切開術を行う症例です。当院では、麻酔科・小児科などが協力して緊急手術に対応しております。
また昨年度は、分娩件数446件、帝王切開術(選択・緊急)は80件の実施がありました。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 11人 4.91日 6.17日 18.18% 0.00歳
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 11.16日
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 9.96日
当院には産婦人科があるため、出産後の新生児の入院が多く、黄疸・低体重・一過性多呼吸などの症例が多いです。産婦人科医と協力して新生児の診療を行なっており、必要に応じて近隣のNICUを持つ高度医療機関と連携して新生児の搬送を行う場合もあります。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

初発の5大癌のUICC病期分類ならびに再発の実患者数を示しています。
「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指しています。
「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指しています。
StageⅠが進行度が低く、StageⅣが最も進行した病期を表します。

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 1 7
大腸癌 14人 27人 48人 1 7
乳癌 1 7
肺癌 1 7
肝癌 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では、主に外科で消化器の癌を取り扱っておりますが、特に大腸がんを多く診療しております。結腸悪性腫瘍手術や直腸切除術などの手術だけでなく、「再発」の患者数には、化学療法目的で計画的に入退院を繰り返している方も多く含まれます。
大腸癌の「不明」の件数には、大腸ポリペクトミーなど早期退院をするため病理結果が未着のものが含まれています。
また10症例未満のため表示されておりませんが、胃癌や肝癌の診療や手術も行っております。
2019年11月からは乳腺外科の常勤医が入職し、乳癌治療も行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

入院契機病名および最も医療資源を投入した傷病名に対するICD10コードがJ13~J18で始まるものに限定し、成人(20歳以上)の市中肺炎の患者さまについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。
重症度は、成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類システム(A-DROP)により分類しています。

患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 35人 8.11日 43.00歳
中等症 86人 18.63日 80.56歳
重症 33人 24.18日 86.12歳
超重症 16人 39.94日 86.38歳
不明
傷病名が肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎の患者さんが対象となります。平均年齢が高くなるにつれて重症度が上がり、平均在院日数が長くなっております。
前年度と比較すると、若い方の軽度の肺炎が増加し、短期間の入院となっております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したものです。また、それぞれ発症から3日以内の入院とその他に分けて集計しています。転院率は病型ごとの全退院数における他病院への転院患者割合を示しています。

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 254人 18.19日 77.49歳 23.27%
その他 19人 20.68日 72.05歳 15.79%
脳梗塞では約90%以上の患者さんが発症日から3日以内に治療を受けられています。脳梗塞の合併症・後遺症を防ぐためにはリハビリテーションが非常に重要となります。当院には専門職である理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍し、リハビリテーションの早期実施を積極的に行っております。
現在、脳神経外科常勤医3名体制で、手術を含めた脳外科治療と、24時間体制の救急診療にあたっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

診療科別主要手術上位5位の患者数、術前および術後の平均在院日数、転院率、平均年齢を示しています。
転院率は術式ごとの全退院数における他病院への転院患者割合を示しています。

内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 13人 28.15日 22.08日 46.15% 81.85歳
K654 内視鏡的消化管止血術 11人 3.55日 24.64日 18.18% 78.09歳
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
K722 小腸結腸内視鏡的止血術
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術
内科で最も多い手術は、口から食事や水分を摂取できない方に対して行われる胃瘻造設術です。患者さんの飲み込みの力や栄養状態を評価し、ご家族等と相談しながら行いますので、術前・術後日数は比較的長くなっております。退院後も自立した生活が困難な場合が多く、療養型病院や介護施設等への転院が多くなっております。
第2位は、内視鏡的消化管止血術です。消化管出血に対し、内視鏡検査で出血箇所を特定し止血処置を行ないます。
第3位は、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術です。便潜血検査や注腸検査を経て、内視鏡検査でポリープが発見された場合、将来がんに変化する可能性のあるポリープや既にがんに変化しているポリープが切除の対象となります。また、ポリープ切除後の病理診断によっては追加の手術を要する場合があります。
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 27人 0.48日 2.00日 0.00% 68.48歳
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 10人 1.40日 9.80日 0.00% 82.00歳
K597-2 ペースメーカー交換術
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症)
最も多い手術は、経皮的冠動脈ステント留置術です。カテーテルという細長い管を太ももの付け根、手首あるいは肘の動脈から冠動脈まで挿入し、このカテーテルを通じて冠動脈の狭窄や閉塞に対して、ステント(金属製の網目状のパイプ)を挿入し血管を拡張する治療です。主に狭心症の患者さんに行なわれております。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 67人 1.48日 5.84日 0.00% 63.12歳
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 55人 1.20日 2.76日 0.00% 67.89歳
K6335 鼠径ヘルニア手術 52人 1.21日 2.29日 0.00% 69.35歳
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 41人 0.39日 4.85日 0.00% 39.29歳
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 32人 1.41日 3.00日 0.00% 75.66歳
第1位と第2位、第4位は腹腔鏡による手術です。当院では、大腸がんなどの待機的手術以外に、腹部救急疾患に対する治療にも積極的に腹腔鏡下手術を導入し、術後の痛みの軽減や、入院日数の短縮を目指しています。第2位・第3位は、鼠径ヘルニア手術です。令和元年度は、腹腔鏡による手術が従来のヘルニア手術の件数を上回りました。
上記手術の平均術後日数は、いずれも3~5日と比較的短期間で退院となります。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(股) 78人 1.01日 23.00日 1.28% 65.28歳
K0461 骨折観血的手術(大腿) 73人 4.86日 19.08日 39.73% 82.62歳
K0462 骨折観血的手術(前腕) 55人 1.84日 6.25日 3.64% 56.80歳
K0811 人工骨頭挿入術(股) 38人 5.61日 22.84日 55.26% 82.66歳
K0463 骨折観血的手術(その他) 22人 1.91日 7.14日 0.00% 53.77歳
最も多い手術は、人工関節置換術(股)です。加齢に伴って起こる変形性股関節症に対して多く行われます。当院では数多くの股関節疾患の治療にあたってきた専門医が手術を行っております。大腿骨頭壊死症や大腿すべり症、ペルテス病などのお子さんに対して「骨切り術」の手術も多く行っております。
第2位・第4位は、高齢の方の転倒等による大腿骨頸部骨折に対し多く行なわれています。術後2~3週間での退院を目指しておりますが、手術後の継続としてリハビリテーション病院へ転院するケースも多くあるため、転院率が比較的高くなっております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 40人 1.08日 12.80日 5.00% 78.38歳
K6101 動脈形成術、吻合術(頭蓋内動脈) 16人 6.94日 14.50日 31.25% 66.25歳
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 15人 0.87日 24.73日 73.33% 76.13歳
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) 11人 3.55日 16.18日 9.09% 70.91歳
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 11人 1.73日 26.27日 18.18% 70.09歳
最も多い手術は、慢性硬膜下血腫に対して頭蓋から血腫を洗浄除去する手術です。高齢の患者さんが多く入院後に緊急手術になる場合もあります。
その他、頸部内頚動脈内膜剥離術や頭蓋内バイパス術、脳動脈瘤に対するクリッピング術等、脳卒中の外科的治療がいつでも行える体制を整えております。
2019年9月には、日本脳卒中学会より「一次脳卒中センター」の認定を受けており、24時間体制で急性期脳卒中治療を行っております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 13人 1.46日 7.69日 0.00% 81.46歳
K8412 経尿道的前立腺手術(その他)
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術)
K830 精巣摘出術
最も多い症例は、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)です。膀胱癌に対する手術で、尿道から内視鏡を挿入して腫瘍を切除します。
また、経尿道的前立腺手術(その他)は患者さんの体への負担が少ない内視鏡を用いた安全な手術です。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 47人 1.13日 4.85日 0.00% 43.68歳
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 46人 3.72日 8.63日 0.00% 32.89歳
K9091イ 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) 39人 0.85日 0.10日 0.00% 35.10歳
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 33人 1.85日 8.33日 0.00% 30.06歳
K867 子宮頸部(腟部)切除術 19人 1.00日 1.05日 0.00% 39.53歳
当院の通常の帝王切開術の入院期間は、術前1日、術後7日で退院となります。
妊婦さんの中には、切迫早産等で長期間入院したのちに帝王切開術となるケースがあるため、上記の平均術前日数はその影響を受けております。
昨年度の年間分娩件数は446件で、そのうち2割弱の妊婦さんが帝王切開術の分娩となっております。
当院では夜間の緊急帝王切開術にも対応しており、分娩・出産や緊急を要する婦人科疾患の患者さんにも24時間体制で対応しております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、この表に示す4つの傷病名について、入院契機となった傷病名の同一性の有無を区分して患者数と発生率を示しています。これらの傷病名が全くないとすれば重症な症例を扱っている医療機関としては不自然であり、多すぎることも問題となります。入院契機が異なるものは入院中に基礎となる疾患が重症化したと考えられます。発症率は令和元年度の全退院患者に対する発症割合を示しています。

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一 16人 0.38%
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 14人 0.33%
異なる
入院契機の病名と「同一」とは、入院時に重症化した状態で受け入れた患者さんで、入院契機の病名と「異なる」とは、入院中に主たる病名が重症化して、DICや敗血症を発症したと考えられます。また当院では手術や処置の際に起こりうる合併症について、事前に十分に説明を行い、発症が最小限になるよう努めております。
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