子宮頸がん検診のすすめ

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子宮頸がん検診の現状

近年わが国で20~30代の若い女性が子宮頸がんや子宮頸部異形成に罹患する率は増加傾向であり、子宮頸がんの死亡者数は年間約3000人といわれています。
いわゆるがんの前段階とされる異形成の段階でキャッチしていれば、子宮頸がんに発展することなく早期に治療をすることができるのですが、日本での婦人科検診受診率は30%程度と低いというのが現状です。
月経以外の出血や閉経後に出血がある場合は病変がすでに進行している可能性があります。子宮がん検診を1~2年に1回定期的に受けていただくことをお勧めします。

子宮頸がん検診で異常所見が出た場合

当院では婦人科検診で頸部細胞診の異常が出た場合に、コルポスコピー(顕微鏡検査)診断のもと生検(組織の検査)を行い、子宮頸部高度異形成や子宮頸部上皮内がん(初期のがん)の病変に対しては治療をお勧めしています。
今後の妊娠を希望される患者様には、妊娠時のリスクを考慮した治療法のメリット・デメリットをお話し、レーザー蒸散術を希望される患者さんには他院を紹介しています。当院で可能な手術は子宮頸部を切除する手術です。写真のような扇形の細いワイヤーを用いて高周波電気メスで子宮頸部病変を焼きながら切除します。
手術は入院管理とし、麻酔科医の麻酔のもとで行うので痛みは感じません。
入院期間は3日間です。
手術後も外来で再発などの所見がないかフォローさせていただきます。
なお精密検査の段階で進行がんの診断となれば、腫瘍専門医のいる専門施設への紹介をさせていただいています。
子宮がん検診

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